要注意!アルコールとお薬!!


要注意!アルコールと医薬品!!

お酒と一緒に薬を併用すると、薬の作用がなくなったり、逆に強く現れたりします。薬と一緒に飲酒することのないよう十分に注意することが必要です。

前者は、慢性的に飲酒をしている人の場合で、しらふのときでも薬が効きにくくなります。後者は、アルコールと薬を同時に飲んだ場合です。薬が長時間体内に残り、強く効きすぎてしまいます。特に、糖尿病の薬や抗凝固剤のワーファリン、精神安定剤などの作用が長引きます。

また、睡眠剤との併用は、昏睡状態に陥る危険性もあります。薬を常用している人は、医師に相談しましょう。

MEOS(ミクロゾームエタノール酸化酵素系)とは

常習飲酒家がしらふのときに薬が効きにくくなる理由、薬が強く効きすぎてしまう理由は、MEOS(ミクロゾームエタノール酸化酵素系)にあります。このMEOSは、アルコールも薬も代謝する酵素系です。お酒を飲むことで活性が高まり、アルコールに強くなるのと同時に薬に対する耐性も上がるため、薬が効きにくくなるのです。

その逆に、アルコールと薬を同時に摂取すると、アルコールを優先して代謝しなければならないため、分解を妨げ合うことで効果が長引いてしまいます。ただし、このMEOSの活性は、1~2週間程度飲酒をやめることで、低くなっていきます。

アルコール併用と特に注意が必要な薬

市販の風邪薬の中には、アセトアミノフェンという解熱鎮痛剤が含まれていることがありますが、この薬もお酒との飲み合わせが悪いとされています。その他、次のような薬がお酒と飲み合わせが悪いことがわかっています。

≪アルコールを普段よく飲む方には効果が減弱する薬の例≫
ワルファリン(抗凝血薬)
トルブタミド(血糖降下薬)
フェニトイン(抗てんかん薬)

≪アルコール類と一緒に飲むと効きすぎて危険な薬の例≫
ジアゼパム、クロルプロマジン、ハロペリドール(精神安定薬等)
バルビタール、フェノバルビタール(催眠鎮静薬)
ワルファリン(抗凝血薬)
塩酸イミプラミン(抗うつ薬)

≪アルコール類をふだんよく飲む方には効果が増強する薬の例≫
アセトアミフェン(解熱鎮痛薬)

≪アルコール類と一緒に飲むと中毒を起こす可能性がある薬の例≫
ジスルフィラム(抗酒薬)
シアナミド(酒量抑制薬)
クロルプロパミド(糖尿病薬)
グルセオフルビン(白癬症治療薬)

このようにお薬とお酒の飲み合わせが悪い場合が多いため、自己判断は禁物です。
「大丈夫かな?」と不安に感じたときこそ、かかりつけの薬剤師に相談して、上手にお薬と付き合っていきたいものですね。 お酒をのんだらお薬は飲まないこと、そしてお薬を飲んだらお酒はとらないようにすることをきちんと守っていきましょう。


カテゴリー: 二日酔いの予防法