二日酔いの原因


飲みすぎたら絶対二日酔いになるのか?【二日酔いの原因】

楽しいんだから、飲みすぎちゃうのは仕方ない

「かんぱーい!」

kanpai

お酒を飲むのが楽しくなるのは、楽しい仲間、友人、仕事の疲れを癒したいなどの様々な想いが背景にあるからですよね。実際に飲みだすと、「飲むこと自体が楽しく」なっていきます。それこそ、アルコールの作用。

脳内のドーパミンという成分の分泌が促されたり、ストレスで委縮した血管が拡張して、ストレスから解放されやすくなって、どんどん楽しくなっていきます。ですから、楽しく始まった飲み会がどんどん楽しくなって、結果としてお酒が進むのは、仕方ないことですよね。アルコールはおよそ80%が小腸で吸収され、残りは血流にのって脳の中枢神経を麻痺させる作用があります。足元がふらついたり、記憶が飛んだりするのはこの中枢神経が麻痺したことが原因で、これを「お酒に酔っている」状態といいます。これはまだ楽しい状態でもありますね。でも、楽しい飲み会も、お酒を飲みすぎると、途端に気持ち悪くなることがあります。そのきっかけは人それぞれ。飲む量も人それぞれ。なんで、そうなるのでしょうか?それは、今まで楽しい作用だったアルコールが、別のものに変化するからなんです。

アルコールからアセトアルデヒドに

酔い、二日酔いのは様々な原因と症状がありますが、一般的な原因として言われているのがアセトアルデヒドです。聞いたことのある人も多いと思いますが、アルコールが分解される過程でできる物質がアセトアルデヒドです。そして、この「アセトアルデヒド」が二日酔いの元凶です。アセトアルデヒドは有害物質であり、血液中のアセトアルデヒド濃度が高くなると頭痛・吐き気・発汗など二日酔いの症状を引き起こします。もちろん、これは肝臓で分解されるのですが、肝臓がアセトアルデヒドを一度に分解できる量は限られています。この分解能力は個人差があり、人種差では日本人よりも欧米人の方がアセトアルデヒド分解酵素の働きが強いことも知られています。ヨーロッパではお昼からワインやビールを飲んでいる人がたくさんいますが、少量であればほとんど酔わないのかもしれませんね。

結局のところ、アセトアルデヒドだって、きちんと分解されれば悪さはしないのですが、アルコールを飲みすぎることで、肝臓の分解許容量を超えると、血液中のアセトアルデヒド濃度が上昇し、二日酔いの症状が出るのです。二日酔いの主原因はアセトアルデヒドですが、このような飲んでいる最中の「酔い」の症状もアセトアルデヒドが原因です。

  • 飲んでいる最中に頭痛や吐き気を催す「悪酔い」
  • お酒を飲むとすぐに気持ちが悪くなるいわゆる「下戸(げこ)」

翌朝ではなく飲んでいる最中に起こる二日酔いを「悪酔い」といい、飲んですぐに二日酔いの症状が出る人を「下戸」というのです。症状は同じですが、発症のタイミングの違いで分かれています。※悪酔いには「酒を飲んで悪態を付いたり暴れたりすること」という意味もあります。

たばこが酔いを助長する?!

アセトアルデヒドが二日酔いの主な症状を引き起こす物質だということはお分かりいただけたと思います。でも、この物質、アルコールだけでなく、たばこにも含まれていることをご存知でしょうか?

お酒が好きな人で、愛煙家の方は多いくいらっしゃると思います。お酒を飲んで、アセトアルデヒドが発生しているときにたばこを吸うと、体内のアセトアルデヒドはさらに増えることになります。お酒だけの時よりも、たばこを吸いながら飲むと酔いや二日酔いがひどくなった、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。吸わない人でも受動喫煙でアセトアルデヒドが増えてしまいますので、周りにたばこを吸う人がいると酔いがひどくなります。飲み会の仲間の中にたばこを吸わない人がいる場合には、できるだけ席をはずして喫煙してあげると、酔いつぶれる人を少なくできるかもしれませんね。

二日酔いの原因と症状まとめ

二日酔いの主な原因はアセトアルデヒドですが、実はもっとたくさんの原因があり、それぞれに症状があります。ここでは、それらを簡単にまとめてみます。

二日酔いの原因と症状一覧

  頭痛 だるさ 吐き気 食欲不振、下痢 筋肉痛
アセトアルデヒド    
脱水症状  
低血糖症  
アデノシン        
胃の塩酸分泌      
メタノール    

アセトアルデヒドが原因の二日酔いは頭痛、だるさ、吐き気、疲労
先ほどから書いている通り、アセトアルデヒドは二日酔いの主たる原因です。

脱水が原因の二日酔いは頭痛、だるさ、吐き気、食欲不振
脱水症状は頭痛、身体疲労(だるさ)、吐き気、食欲不振などの様々な症状を引き起こします。広く知られている通り、アルコールには利尿作用があります。お酒をたくさん飲むと、その分トイレに行きたくなり、結果として、飲酒により摂取した水分以上の水分が失われていきます。どのくらいの量かというと、アルコール50gで600~1000mlの水分が失われる計算です。つまり、ビール500mlを2本飲むと1L近くの水分が失われる計算となります。倍ですよね。もちろん、ビールよりもアルコール度数の高いお酒を飲めば、それだけ水分が失われていくことになりますから、脱水による二日酔いの症状がひどくなることになります。

低血糖症が原因の二日酔いは頭痛、だるさ、筋肉痛
お酒を飲んだ後、アルコールは肝臓で分解されます。その間、肝臓はアルコールの分解を優先させ、他の働きを休ませてしまいます。肝臓の機能として大切なことのひとつが、グルタミンによる糖(グリコーゲン)の生産なのですが、これがアルコール分解中はお休みとなり、結果としてグリコーゲンが不足することになります。脳には糖分が必要ですが、糖分が不足すると頭痛やだるさ、筋肉痛といった二日酔いの原因となります。


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